ジャーナリストが見たケア21~日本人は本当に働き過ぎ?~顧問SENSE No.1

 柳 幸夫

当社顧問(柳 幸夫さん)書いたケア21の理念などを盛り込んだ、エッセーを紹介いたします。

当社の社風を知る手がかりにしていただければ幸いです。

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日本人は本当に働き過ぎ?

顧問SENSE No.1

欧米人は休みが多く、夏やクリスマス前後には長期のバカンスを楽しむというイメージがあるが、実は年間の祝祭日数はイギリスの企業調べ(2014年)によると、イギリスやオランダは8日、ドイツは9日、アメリカは10日と意外と少ない。8日は世界では2番目に少ない。これとは対照的に日本(現在は16日)と韓国は15日で世界3番目の多さだ。

祝祭日が少ない国では日本のように土日と組み合わせて長期休暇にしにくく、サラリーマンは自ずと夏休みやクリスマス休暇を長く取る傾向になる。米国やイギリスでは祝祭日はバンクホリデーと呼ばれる。なぜか。土日も銀行の窓口業務があって月曜日を土日の代わりに祝祭日とするからだ。これを補うべく、地域ベースでイングランドやスコットランドではさらに2日のバンクホリデーを設けているものの、日本に比べれば絶対数は少ない。欧米の金融機関やそれに関連するサラリーマンは土日も出勤したうえに祝祭日数が少ないので1週間や2週間の長期バカンスは当然と言えば当然だ。

米英ではどこかの銀行ATMで土日も24時間現金が引き出せる。こう考えると日本はコンビ二を除いて24時間ATMはほとんどなく不便極まりない。本当に働き過ぎなのかと疑問に思う。イギリスやスペインのレストランやパブでは朝から深夜遅くまでオーナーがカウンターに立って働き詰めなのもザラ。日本人のように中休みもない。ただ、日本が働き過ぎだとすれば、責任がない立場の人間までもが周りの目を気にしてだらだら残業することだ。欧米人はこの点ドライで終業時間が来たらよほど重要な仕事がない限りさっと帰る。

介護業界のケア21はどうか。土日休みが取りにくい訪問介護系でも民間では珍しく日曜日を定休とするところが現れてきた。毎月最終週の金曜日はプレミアムフライデーとして早期退社を奨励している。だらだら残業撤廃も社長自ら呼びかける。正月休みの他にも冬休みは4日、夏休み3日を設けている。

土日完全週休2日制は難しいが、ケア21の年間休日は民間では恵まれていて111日ある。これに加えて欧米のようなメリハリがついた労務管理を積極的に推進している。介護業界全般にある労働環境が悪いというイメージはケア21には決して当てはまらない。国が呼びかけている働き方改革を創業当時から先取りしているからだ。                                  

                                 2017.4.27